東京音楽堂 スペシャルインタビュー : 宮田加奈子 様(株式会社URAHAKU 代表取締役)

ピアノ演奏の可能性を発信する場所として

< 教材撮影にも使われる都内スタジオ >

れの高級ピアノと、温もりのある落ち着いた雰囲気が魅力的なピアノスタジオ・〈東京音楽堂 日本橋〉。ピアノ練習としてはもちろん、ピアノレッスンのWeb動画教材の撮影にも使われています。教材撮影や打ち合わせ場所としても愛用しているという宮田加奈子さんに、スタジオの魅力や自身の今後の夢についてたくさん語っていただきました。 

 

フィスビルや多様な店舗がならぶ街の一角に、ひっそりとたたずむ上質なピアノスタジオ。知る人ぞ知る隠れ家的な存在として、ピアノや音楽を愛する人々に選ばれています。

そんな〈東京音楽堂 日本橋〉を利用している方の1人、株式会社URAHAKU 代表取締役社長の宮田加奈子さんにお話をうかがいました。

日本人のための演奏法を研究して生まれたWeb講座

式会社URAHAKU(以下、URAHAKU)では、主にピアノレッスンのWeb動画を販売。動画を通して、ピアニスト・黒木洋平さん(以下、黒木さん)による独自メソッドが展開されています。

 

「ピアノの基礎から応用までのレッスン動画を用意しています。日本ではめずらしく、身体の使い方から教えている点がなによりの特徴です」と宮田加奈子さん(以下、宮田さん)。じつはこのメソッド、黒木さん自身の経験から生まれたといいます。 日本で学んだ演奏法では、海外に通用しないと思い知らされたのだそう。

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「黒木がドイツで勉強していたとき、“君の演奏はぜんぶ日本流だ”と言われたそうなんです。ジャパニーズリズムであり、ジャパニーズテクニックであり、ジャパニーズフレージングである、と」

 

試行錯誤するも、ヨーロッパの方と日本人とでは身体の使い方が根本的に違うので、表面的な奏法だけを真似してもうまくいかなかったといいます。 身体の使い方から見直す必要性を感じ、研究に研究を重ねて日本人のための演奏法を作り出したのだそう。

 やっと出会えた理想的なピアノスタジオ

URAHAKUのWeb講座の撮影は、主に〈東京音楽堂 日本橋〉で行われています。理想的な場所を探し続け、ようやくたどり着いた場所だったのだそう。

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「ピアノだけが置いてある、無機質で冷たい雰囲気のスタジオが一般的。 こんなにアットホームで居心地のいい場所は、なかなかないですよね。 見つけたときは、黒木と喜び合いました。 温もりのあるおしゃれな雰囲気で、ピアノも弾けるし会議もできる広さ。 疲れたらソファでくつろぐことだってできます。 ピアノもシゲルカワイ・スタインウェイと一級品揃い。 ピアノの質の良さにも惚れ込みました。 さらに価格も良心的なんですよね」

 

田さんの口からは、つぎつぎとスタジオの素晴らしさが飛び出します。心地のいい環境は、演奏にも影響しそうですね。〈東京音楽堂 日本橋〉は現在、地下1階のピアノホールと6階のピアノサロンの2フロア。

たくさんの魅力を語りつつ、「人気になって予約が取りにくくなっちゃうのは嫌なんですけどね」と笑顔を見せていました。

〈東京音楽堂 日本橋〉ならではの使い方も

にWeb講座の撮影に利用されている6階のピアノサロンは、広さと雰囲気の良さから撮影場所として最適なのだそう。

「撮影内容によってピアノ側を映したり、ソファ側を映したり、何パターンも撮れる空間として重宝しています。観葉植物の緑もあるので、明るい雰囲気の華やかな映像に仕上がりますよ」

さらに宮田さんは、撮影だけではなく打ち合わせにも利用しているのだそう。外で落ち着いた打ち合わせスペースが欲しい方にもうれしい環境ですね。

 

「もちろん、自分のピアノ練習にも利用しています。集中して弾ける環境なので、3時間ほど借りてひたすら弾くことも。もし疲れたら、ソファで一休みができるのもこのスタジオならではですね」

 

6階には日本の高級ピアノであるシゲルカワイ、地下1階にはプロに選ばれ続けるスタインウェイ。本物志向の方にも喜ばれる環境が、〈東京音楽堂 日本橋〉には整っています。

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 音を美しく響かせる喜びを子どもたちに伝えたい

「URAHAKUでは、Web講座をさらに充実させようと活動しています。今撮っているのは、ピアノ教本『ブルクミュラー:25の練習曲』を題材とした講座。ピアノを再開されるレッスン生が増えてきた時代の流れもあるので、ピアノの先生に向けた教材を制作しています」

 

『ブルクミュラー:25の練習曲』とは初中級の練習曲集で、子どもの頃に触れた方も多いのではないでしょうか。ピアノの先生に向けて、どのようなレッスン内容となっているのか教えていただきました。

「ブルクミュラーを扱う理由は、私自身の感動体験に基づいています。大人になってピアノを再開したとき、黒木の弾くブルクミュラーの美しさに驚かされました。私が幼い頃に弾いていたのは、こんなにきれいな曲だったの?と。ただ音を鳴らすのではなく、美しく奏でる素晴らしさに触れた経験でした」

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だ鍵盤を押さえるのではなく、音の響かせ方や音が広がっていく方向まで見届ける演奏。 同じ曲でも、表現の仕方でまったく異なる演奏になると気付かされたのだそう。

「子どもの頃から、美しい弾き方まで含めて教えるのは難しい場合も多いかもしれません。私のように、きれいな弾き方を知らなかった人にも広めたいと思って、今の教材づくりに生かしています。こんなにきれいな曲なんだよって子どもに伝えることができたら、きっと子どもはもっとピアノが好きになりますよね。 先生一人ひとりに教え方があると思いますが、小さな子どもにどうレッスンするか悩まれている方に寄り添えたら幸いです」

「まずは先生方に広めて、子どもたちにピアノの魅力を伝えていきたい」と語る宮田さんの目には、ピアノへの愛と確かな強い思いが宿っていました。

インタビューのご協力をいただいたお客様

宮田加奈子 様 (株式会社URAHAKU 代表取締役)

 

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<インタビュアー>

Akari

哲学科卒の日本化粧品検定協会認定コスメライター®。自分をいたわることで心の余裕が生まれ、人にも優しくなれることに感動したことから美容に興味を持つ。美容媒体のほか、子育てや音楽など幅広いジャンルで執筆中。日本化粧品検定特級コスメコンシェルジュ®、YMAA(薬機法医療法広告遵守個人認証)、アロマテラピー検定1級、腸育コンシェルジュ、メンズスタイルアップ検定など取得。